緩和ケア病棟でアロマのマッサージ
緩和ケア病棟でアロマのマッサージ
アロマセラピスト・心理カウンセラーの藤原です。
緩和ケア病棟にアロマのマッサージに行ってきました。患者さんや付き添いの家族の方で希望された方の部屋に出向くなですが、
ある患者さんの部屋に行った時の事。
白衣の男性がいて、私がマッサージの一挙一動をじっとみていて
なぜか退室ぜずにずっと部屋にとどまり続けるのです。
香りの素の蓋を開けては香りを嗅いだり、同室の家族の方とお話ししていらっしゃるので
リハビリの人、
早く仕事に戻らなくていいのかしら…と様子を伺っていたら、担当の医師でした(汗)。
医師に、アロマに興味がおありですかと尋ねると、昔微生物教室でアロマの研究をしていた先生らしく、マッサージも習っていたのでできますよと言われるではありませんか。
勝手知ったる人物と知り、超緊張‼︎です。若い医師でしたが、代替医療に興味があるそうで、
アロマに理解があり、あれほどにアロマに詳しい医師に出会ったのは初めてでした。
先生に、アロマセラピーを取り入れたほうがいいという上司の医師や看護師長がいなければ、病棟でアロマセラピストがアロマのマッサージはできない現状が多々ありますというとビックリされていましたが、
僕たちはアロマが患者さんに及ぼす良い影響をよくわかっているけれど
アロマのマッサージが気持ちいいだけではなく、それがどんな作用をもたらすかというデータを見せていけたら普及していくと思うんだよねという先生。
緩和ケアや産婦人科だけでなく、内科や他の病棟にもアロマの世界を広げてくださいなどとお願いしてみたところ、
僕はペーペーだからだめですよという先生でしたが、
漢方.針や灸にも興味のある、アロマにイチオシ勉強熱心な先生の将来が気になるところです。
アロマセラピストにとってはありがたい存在の医師。将来医師としてアロマを普及させる協会の会長とかして欲しいところです。
外国では、アロマセラピーは国家資格になっていたり、アロマの効能が医療に積極的に取り入れられていますが
日本では、アロマセラピストが介護施設や医療現場で働く環境が整っておらず
アロマ研究をしている先生たちのグループの研究費用が震災の影響で、真っ先に削られてしまうのが現状です。
検査データが揃わないと診断名を下さない西洋医学では、頭痛、寝不足、肩凝りなどの体の不調は無治療になりがちですが、
アロマや東洋医学に興味のある先生のような医師が世の中に増えたら、セラピストだけでなく、患者さんも幸せかなと思った
緊張感あふれる貴重な40分間でした❤️